S.Kさん 男性37歳 社会不安障害(SAD)
先生に「カウンセリング卒業を期に感想を書いてみませんか?」と持ちかけられたときに、昔なら即断ったと思います。なにしろ私の主な症状は「人にどう思われるかがとても不安」だったので拙い文章だと思われたらどうしようとか、絶対に笑われると思っていたことでしょうね。きっと先生の事ですから、最後の課題としての愛情なんだと思います。
私は妻と子供2人に恵まれ、それなりに幸せな日常を送っていましたが、課長への昇進を果たしこれからという時にSADを発症しました。
課長職のプレッシャーもあったと思いますが、私は昔から言うなれば「一匹狼」的に仕事をしてきた事もあり、自分がバリバリやるスタイルから「部下を育てつつ抜かり無く管理をしていく」ことにこれ程の難しさを感じるとは思いませんでした。
ある時上司に、部下たちの前で思い切り怒鳴られた事が私のプライドを粉々にしてしまったように思います。
全ての自信を失いました。
その後半年ほど苦しみながら仕事を続け、ついにもう駄目だと思った時に精神科を受診する決意をして診察を受けたところ「SAD」と診断されました。****(SSRI)を服用するも体に合わず何だか全てが嫌になってきていた時に先生のHPを見つけ、予約を入れてカウンセリングを受けたところ、いかに今まで私が偏った考えで生きてきてしまっていたかを理解しました。
正に「ものは考えよう」と言うのでしょうか、思いもよらない柔軟な発想やアイディアに救われます。
自分の弱さも、そして強さも素直に認めることが出来て、周りの人たちとも上手くやっていくことが出来るようになりました。
今は薬も卒業し、そしてカウンセリングも卒業できました。
とても感謝しています。