この方のコンプレックスとは特定のものではなく生きていること、存在していること自体がいけないことだと考えていました。
実は生きる事ってそんなに難しいことではありません。間違った方向に価値観を持っていってしまうと毎日自分を責めてばかりになってしまいます。
それを少し修正しただけでも、人生に少し希望が持てたようですね
W.Hさん 女性43歳 コンプレックス
私はいつも怯えていました。エリートの両親を持ち、出来のいい兄がいてとても綺麗な妹が居ます。私は頭もそんなによくないし、顔立ちだってとてもほ褒められたものではありません。
両親はとても厳しく厳格でした。兄と妹はいつも両親に褒められています。私は何をやってもうまくいかず私なんて必要ない人間だしこの世に居なくてもいいとさえ考えるようになっていました。
人と接するときも、「私なんかと話していて楽しいはずが無い、きっとつまらない思いをさせている」と思い込み、意識的に人との距離を取るようになって行きました。
その結果一番安心できるのがお布団の中です。惨めで寂しくて誰かに助けて欲しいのに人が怖かった。
病院ではいつもたくさんの薬をもらいます。飲んでいると気だるくてもぼーっとしてあまり考えずに居られるから好きでした。
そんな中数少ない職場の友人が先生のところを紹介してくれました。
友人は半年くらい前にカウンセリングを受けて「考え方が変わるよ」と私の状態を危惧して言ってくれてはいたのですがなかなか行く気になれずただ苦しんでいるだけでしたが
あるとき衝動的に死のうと思い手首を切ったのですが家族にみつかり病院に連れて行かれてしまいました。
その後は死のうと思ったことを誰も理解してくれようとはせずに延々と責められてあのまま死なせてくれれば良かったのにと心から思いました。
そんなとき先生のことを思い出し電話をしてみたら人嫌いのはずの私がさほど緊張もしないでお話できたことに驚きました。
直感でこの人なら話を聞いてもらえるかもしれないと少し希望を持つことが出来ました。
お会いできたことに本当に感謝しています。生きることを前向きに考えられるようになりました。ありがとうございました。